「壊れた、捨てよう」から「壊れた、直してみよう」へ

手仕事

一目惚れして購入した小泉成器さんのサクラクレパスカーボンヒーター。

ワンシーズン使っただけのそれを、うっかり胸の高さから落としてしまいました。

傷がついただけならまだ良かったものの…

スイッチを回しても、うんともすんとも言わなくなってしまいました。

こんなとき、あなたならどうしますか?

捨てて新しいものを買いますか、それとも直せないかチャレンジしてみますか?

まるで探偵のよう

家電製品の修理は難しそう…そう思わずに、まずは状況を把握することから始めてみましょう。

POINT
・電子レンジなど分解に危険が伴うものもあるので、十分に調べてから行う
(ちなみに、ストーブは構造が比較的簡単で、修理しやすい家電製品)
・コンセントを抜いてから修理する

今回はストーブの頭の部分を強く打ち付けてしまったので、ここに原因があると推測します。

分解するときにネジが見当たらなくても、諦めないで!

組み立てた人がいるなら、必ず分解はできます。


ようやくネジが現れ、それを外すと無事にスイッチ部があらわになりました。

不自然に外れている線がありますね。

ハンダ付けをしていた形跡もありません。

…ということは、この金属部に線が触れていると電流が流れる仕組みだと予測ができます。


穴の中に線を通し、もう外れないようにしっかり折り込みます。

コンセントを差し、試しにスイッチを回してみると…


無事に明かりが灯りました!

あれこれ推理しながら、問題解決のために手を尽くす。まるで探偵にでもなった気分でワクワクします。


可能性まで捨てないで

今回は簡単に直って良かったです。

私は決して電気系統に詳しいわけではありませんが、これまでにも車のヒューズやバッテリー交換、洗濯機の修理など、いろいろとチャレンジしてきました。

どこまで分解しても原因が分からず、時間ばかりが過ぎ、諦めてしまうことももちろんあります。

しかし、今回のように少し手を加えれば素人でも簡単に直せることもあります。

できないという先入観を捨て、チャレンジしてみてください。

やればできる、物と一緒にその可能性まで捨てないでほしいと切に願います。